ゴッホ展

昨日ようやくゴッホ展に行ってきました。GW中は異常な混雑ぶりで入れなかったので(何せ1時間以上も待たなければ入れない!)、一週間ずらし、念のため夜に行きました。それでも人はたくさんいたし、《夜のカフェテラス》の前では人だかりで背伸びをしなければ見れないほどでしたよ。

今回の展覧会はゴッホ美術館とクレラー=ミュラー美術館のゴッホコレクションが日本に巡回に来ていたもので、代表作はもちろんたくさんあるんだけど、総出品数から言ったらそれほど多くは感じられなかった。ざっと見て回るとあっという間に出口に到着してしまいました。

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展覧会の内容はゴッホ美術館が出品しているだけあって、作品の周辺資料がたくさん展示されていました。《開かれた聖書のある静物》ではモチーフとなったゴッホの父の大判聖書が来ていて、ゴッホがどんな視点で描いたのかを検証することができます。近美のお得意の「研究論文的」展覧会という側面がでていましたね。

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面白かったのは、静物にしても風景にしても、ゴッホの個物に対する異様な関心を感じさせた作品がいくつかあったこと。ハイデガーが注目して論争にまでなった木靴の作品や、麦畑に生える麦をかなり近くまでクローズアップして描いている作品(画面全体が麦なので、まるで抽象絵画のよう)など、その視点が斬新で、本当に19世紀末に描いたんだろうかと疑うほどでした。でも多分そのせいで世間から無視されていたのかもしれませんけどね。

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ゴッホ展を出る頃にはもう閉館間近だったんですが、駆け足で常設展を見て回りました。もうここの常設展は20回近く見ているんですが、たまにしか出でこない所蔵作品があるかも、と企画展を見に来たときは作品だけでも確認します。昨日はゲルハルト・リヒターの《アブストラクト・ペインティング》がありました。これが今回の収穫。

次の企画は小林古径だって。どっかからチケットもらったら行ってみよ。
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by jaro050 | 2005-05-16 02:27 | 展覧会報
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