内省

b0041761_16382476.jpg

[description: スポットライトの光は壁面にオレンジの矩形を生み出し、15秒後に消失する。補完的な「残像」は同じ表面に現れる。オレンジの光の場合では、残像は青になるが、オレンジの残像を生み出す青い光源の第二作品も制作されている。それは異なった場所に、同時にあらわれることができる。(『Olafur Eliasson, Your Lighthouse: Works with 1991-2004』、ハッチェ・カンツ、2004年。なおこの作品は早川ギャラリーが所蔵している。)]

この二重に見える現象の使用を重要視する理由は、自らが見ていること〔or状態〕を見る――もしくは第三者的に自らを見ること、また実際には私たち自身から離れて、人工的な装置全体を見るという、そんな能力のことを考えているからです。主観と客観――そういった特有の質が、自らを批評する能力を私たちに与えるのです。最終的な狙いはこのことにあると私は考えています。つまり、この主題が批評的な位置を与え、この視点のなかで、自らの位置を批評する能力を与えるのです。

オラファー・エリアソン 『ダニエル・ブリンバウムとの対話』

[PR]
by jaro050 | 2006-01-08 16:41 | 美術寸評
<< クリティシズム覚書 ビル・ヴィオラの「微細なるもの」 >>