カテゴリ:雑記( 41 )

樹海の中で

先日テレビのニュースで樹海特集が放映された。
よくあるテーマだが、中盤から登場した一人の男性の話が
心を打った。

といっても男性その人は登場しない。
一台の車と置手紙を残して
樹海に入っていってしまったからだ。
取材陣は車に残された手紙に書かれた番号に電話をかけた。

・・・電話に出たのは、その男性の妻だった。
二日前から車で出かけて以来行方不明だったという。
音声を変えられても、
女性の動揺ぶりはひしひしと伝わってくる。
男性の浮気がもとで自殺を図ったのでは、そう妻は言った。

取材陣と落ち合うよう話したところ、
彼女は300キロ以上の距離を
わずか4時間足らずでやってきた。
妻は夫の浮気が自分にも原因があると考えているようだ。

取材陣の制止にもかかわらず
すっかり暗くなった樹海の中へ
彼女は悲痛な叫びと共に入っていった。

数時間が過ぎて、彼女が戻ってきた。
「暗くて何もわからないんです」。
彼女は悲嘆にくれてしまったようだった。
2,3日で男性が餓死することはないだろう。
しかし自殺が目的ならば、いつ縄で首をくくっても、
いつ服毒してもおかしくはなかった。

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by jaro050 | 2005-04-07 02:10 | 雑記

おねがいします、スコーン!

トーキング・ヘッズを聴き流していたら、「The Great Curve」という曲のバック・コーラスに空耳アワーが降臨した。

最初のサビ部分のコーラス隊曰く、

「おねがいしまっす、スコーン♪ たーんない♪ たーんない♪」


残念ながらその部分のサンプルが見つからなかったんですが、以下でどんなノリの曲かはわかります。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002KO3/250-9346606-3985810

ちなみに繰り返し聴いてみるとだんだん日本語的な要素が脱落してきました。おかしーな。さっきはちゃんと聴こえたんだが。。。
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by jaro050 | 2005-02-11 19:24 | 雑記

Talking Heads

b0041761_1733718.jpgトーキング・ヘッズのアルバム『Remain IN LIGHT』(1980)を手に入れた。

このアルバムに収録されている「Crosseyed and Painless」の歌詞をなぜかドゥルーズが引用してまして、ちょっと聴いてみよう、と購入。

70年代半ばに登場したトーキング・ヘッズは「インテリ系パンク・バンド」とか言われていたけれど(彼らは結成当時、美術大学の学生でした)、このアルバムを期にアフロ色を強めていく。

確かにズッタンズッタンズンドコズンドコってテンポで軽快です(音楽に疎くてスイマセン)。これを聴きながらドゥルーズが文章書いていたとしたら、滑稽だなぁ。

ちなみにドゥルーズが引用しているのはこんな文章です。

「私は自分の形を変えていく。まるで自分がちょっとした偶然のような気がするよ。」
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by jaro050 | 2005-02-11 17:34 | 雑記

坂道の美学

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一月前だったか、「笑っていいとも」の「ニックネームを当てろ」のコーナーに真鍋かおりが出演した折りに、「この坂道はねぇ、とかうんちくを語っている人とはデートしたくない」とある人物をほのめかした。それを聞いたタモリがなんとも気まずい表情をしていたのを覚えている。タモリは少し前にその「坂道」に関する本を出したばかりだったのだ。

坂道に興味を持つ人は一般に変わり者扱いされるのかもしれないが(彼はそれを「フールオンザヒル」と呼ぶ)、トリビアが高視聴率を博している中で、誰も気がつかないような事柄に興味を持つのは今「ブーム」になっている。タモリはトリビアの名誉会長、つまりその道のプロなのだ。

『タモリのTOKYO坂道美学入門』。意外と近所に在庫がなく、渋谷に行った折に店員に探してもらってようやく購入することができた。ぱらぱらとめくると東京を紹介したガイドブックとそれほど変わりがないように感じられるが、他と違うのはタモリが付した序文だろう。この文章がいわゆる「美学」なのだ。坂道とは何か。彼はそれをキルケゴールの思想になぞらえて自由を語る。「高い断崖の上に立って下を見る時、自分はここから飛び降りると確実に死ぬと予想できる。飛び降りる、降りないかは自分の意志の自由による。だから自由とは不安であると」。坂道の美学、それはタモリの人生につながっている。

私はもともと埼玉に住んでいたため、ほとんど坂道と縁がなかった。田園の広がるなだらかな平地に暮らし、変わり映えのしない日々が坦々と過ぎ去る。そこまで言ってしまうと平地の人間を卑下しているようにもとられてしまうが、実感として確かにそんな雰囲気がある。

ただ私に坂道体験が全くないわけではない。父方の田舎である新潟には、海沿いに少々急勾配の高台がある。特に夏の景色が印象に残っている。古びたコンクリートの階段を上り、潮風にさらされて錆付いた標識の脇を通りすがる。急な坂を上ると自然とあごが上がる。その勢いで見上げると、一色塗りのアクリルの青が距離をなし崩しにして迫ってくるようだ。昼下がりの町並みに人の気配はない。振り返ると海が見える。空より深い青の水平線に、佐渡の影がうっすらと顔を出す――。

この坂道は、タモリが定義するような由緒もないし、江戸の風情があるはずもない。だが、坂道に対するタモリの心境には、どこか共感する部分があるのも事実だ。東京に住んで6年(といっても八王子だが)、実はほとんどこの地について何も知らないに等しい。この本を片手に、坂道を探して歩いてみたくなった。
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by jaro050 | 2004-12-29 21:26 | 雑記

垂直

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真っ青な歩道橋。ポールが車を阻んでいる。
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by jaro050 | 2004-12-25 23:44 | 雑記

イネ科ススキ属。在来種。

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冬の日差しは結構強い。
そして東京の奥地は未だに未開。
ススキが陽光を受けて輝いてました。
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by jaro050 | 2004-12-25 18:44 | 雑記

「ナルニア国ものがたり」が映画化

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『ナルニア国ものがたり』が映画化されるそうですよ。
配給元はディズニー。全七巻あるお話の中で、
まず『ライオンと魔女』から映画化されるそうです。
そうなると、一冊ずつ7作作るつもりなのかな。

C.S.ルイスのこのファンタジーはトールキンの『指輪物語』と並ぶ著名な作品で、全世界で8000万部以上を売り上げているという。
しかしなぜ今まで映画化されなかったのか、というと、
どうやら登場する種族があまりにも多く、
映画化がもっとも困難であると言われていたらしい。

まあ『ロード・オブ・ザ・リング』もかなり大掛かりなものだったけど何とか映画化されたし、ディズニーの援護があれば、ということなんだろう。

現在順調に撮影が進んでいるそうで、クランクアップも年内に行われるという。上映はおそらく来年の12月で、日本での公開は06年の3月ごろだそうだ。期待できそうな映画だけど、監督は『シュレック』の指揮を執った人らしい。大丈夫か?
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by jaro050 | 2004-12-08 04:48 | 雑記

言葉の綾

「あの絵について、幾人かの通人があれこれ談論風発するなかで、私は思案投げ首、姑息な所思すら考え付かず、ただただ切歯扼腕の思いでした――」

こんな文章誰も書かないし、用法があっているのかも定かじゃないけれど、知り合いが使っていた用語を組み合わせて作ってみました。

そういえば少し前に筑紫哲也が最近の言葉使いについて、用法を間違えて使っているというのはまだまだ良いほうで、その言葉自体を知らない人が増えているということのほうが問題ではないか、と言ってました。

知らない、ということが罪である時代は随分前に廃れてしまった観がある。一般的に必読書というものがあって、それを読んでいない人は白い目で見られるというような風潮は、今ほとんどない。

とはいえ、知りたいという欲求自体はまだまだ衰えていないように思う。ただ、手っ取り早く知りたいという考えに代わっているのだけど。上の慣用句も、グーグルで検索すればすぐ出てくるし、あらすじ本や要約本がベストセラーになるこの時代、知りたいものはなんでもすぐ手に入るのだ。

しかし、なんだか身についていない。たとえばあるレポートをネット検索で引っかかった文章のつぎはぎでまとめても、ぜんぜんその内容を説明できないことがよくある。

卑近な例でいくつもバリエーションを提示できてこそ理解したといえるのであって、コピー&ペーストは思考そのものが停止してしまっている。上で作った文章も、単なるつぎはぎでしかなく、普段使えるようになるまでにはかなりの訓練が必要だろう。

ただし、文章特有の言葉を会話に持ち込むのは、ちょっと無理があるんじゃないか、とも思うけど。
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by jaro050 | 2004-11-30 22:13 | 雑記

ドラクエ

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そういえば昨日はドラクエ8の発売日だったようで。テレビを見て思い出した。うわぁ~堀井雄二老けたなぁ。昔の髪ふさふさの頃は、あのサングラスの下に隠された目の隈に、シナリオライターの多忙ぶりを思って恐怖したもんだ。

今回は500万本の大台目指して快調な売り上げを見せているという。まだ売れるんですね、ドラクエ。最近の鳥山明の絵がいやなんだよなぁ。主人公は何でいつもターバン巻いてるんだろう。そしてボスは何でアゴ出てるんだろう・・・。(一方FFはボスがいつも巨大化するのはなぜだろう。DQのボスは支配欲(世界は私のものだ!)が強く、FFのボスは破壊欲(世界を無に帰す!)が強い。モダニズムとポストモダニズムみたいだ。そんな両者がいまや同じ会社で作られているなんて、なんだか象徴的で面白い)

徹夜組も毎度のごとくいたようです。私も小学生の頃並んだ記憶があるんで人のこといえないんですけどね。友人が玩具店の駐車場にテント張って待機していて、そこに一緒に泊まりました。なんだかキャンプ気分で楽しかったなぁ。整理券が朝6時ごろ配られ、特別に8時に開店したお店で新品の箱を受け取ったときの、小学生だから感じられたあの感動。今では後で安くなってから買えばよかったのに…とも思います。でもあの頃はほしいものを買うために自転車で数十キロ、4市か5市くらいを一日中めぐったこともあったし、あの執念は今じゃ絶対出せない。どこいったんだろう、あの集中力は・・・。

それにしても最近の徹夜組は大人ばっかりだなぁ。堀井雄二が出席していたイベント会場に登場した、前日からいる一番乗りの人物(24歳)、人前に出るなんて、私にはできません。
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by jaro050 | 2004-11-28 19:08 | 雑記

久々のピアソラ

b0041761_1792115.jpg久々にピアソラを聴いた。「アディオス・ノニーノ」のジャケットにはバンドネオンを担ぎ、しかめ面で蛇腹を広げるピアソラの姿が写っている。なんだか渋い。ピアソラはタンゴにジャズや現代音楽の要素を組み合わせて、ダンス・ミュージック以上の「聴かせる音楽」を確立したが、タンゴの2ビートをきちんと守っているところがいい。この可変反復がバロック音楽に通じていると言われている。というとドゥルーズの『差異と反復』やバロック論『襞』なんかを思い出させるけど、そこまで高尚にしてしまうとピアソラのいい部分が死んじゃうような気がするので示唆する程度に。
とにかく秋はピアソラがいいな。
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by jaro050 | 2004-11-15 17:27 | 雑記