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爆音ゴダール

吉祥寺バウスシアターで開かれていた
「爆音ゴダールナイト」、行って来ました。
この企画はもともと音響にこだわったゴダール映画を
もっと楽しんでもらおうと音量を上げて上映するという、
なんだか血湧き肉踊る特集なのだ。

金曜に見たのは『ヌーヴェルヴァーグ』(1990)
うーんライブに行ってきた感覚。
カラスの鳴き声が超特大。びくついてしまった。
シェーンベルクの音楽もこれだけ大きいと調子いい。
確かにゴダールは爆音がいいかも。

「言葉でなく、物である」

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ああ、『右側に気をつけろ』が見たかったなぁ。
この企画はVol.2も開かれるという。

そうそう、バウスのこの次は「テオ・アンゲロプロス特集」だった!
アンゲロプロスは『ユリシーズの瞳』の監督です。
これも見たい。
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by jaro050 | 2005-10-30 17:36 | 雑記

東京トランスファー02

困ったこと、その2。
杉本博司にやられてしまったこと。
久しぶりに「感動」させられてしまった。
今日の予定では最後に訪れた展覧会だったが、
ポルケよりこちらが数倍楽しめた。

この「感動」が一つ目の「困ったこと」に繋がっている。
ほぼ「カタログ・レゾネ」に近い展覧会カタログ(367頁、6000円!!)を買ってしまったのだ。なんたるトンマ。ポルケなど買わずともよかったのだ。
ああ来月のカード支払いが怖くて見られない…。

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by jaro050 | 2005-10-30 05:02 | 展覧会報

東京トランスファー01

困ったことが二つある。
一つは状況的なもので、もう一つは感覚的なものだ。

今日は足掛け4つの展覧会を駆け巡った。そのうち二つは会期終了直前の「駆け込み」。本当はもっと時間のゆとりを持って観るべきなんだけれど、相変わらずの出不精が祟った。こんな強制力がなければ人を美術に向けるのは難しい、ということなのかもしれない。人とはもちろん僕のことである。

今日のスケジュールは以下の通り。
1.ジグマー・ポルケ展 上野の森美術館、上野
2.仕事の打ち合わせ、上野
3.奥村雄樹「Transfer」展 Hiromi Yoshii Five、六本木
4.さわひらき展 オオタファインアーツ、六本木
5.杉本博司展 森美術館、六本木

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by jaro050 | 2005-10-30 01:01 | 展覧会報

港千尋展

新宿、Photographers'Galleryで、港千尋さんの展覧会が開かれている。タイトルは「Augustine Bataille explosion#1:Entoptic and Ecstasy」。「オーギュスティーヌ、バタイユ爆発」その一:内在光学とエクスタシー(恍惚) ・・・?

b0041761_3351718.jpgタイトルはひとまず置くとして、今回の展覧会の概要を少し描写してみたい。フランスに今もあるサルペトリエール総合病院、ここは19世紀には4千人の精神病患者が収容されていた。その患者の一人であるオーギュスティーヌ嬢を撮った写真を中心とした、いわゆる狂気に陥った人たちの写真群と、港さんが今も撮りつづけているフランスの洞窟壁画の写真がギャラリーの二つの部屋に別々に展示されている。至ってシンプルな展示方法だろう。問題はなぜこの二種類の写真群が今回の展示で結び付けられたのか、ということだ。ここが港さんのうまいところである。

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by jaro050 | 2005-10-27 03:35 | 展覧会報

クレーの墓石に刻まれた言葉


私は内在のままでは捉えようすべもない…


モーリス・メルロ=ポンティ『眼と精神』より


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by jaro050 | 2005-10-25 05:17 | その他

蟲師(むしし)

アフタヌーンで連載している『蟲師』のTV放映が始まった。連載当初から読んでいる漫画だが、これが結構面白い。淡いタッチに、独特の間(ま)。蟲(むし)は昆虫などではなく、生命体系の根幹部分に分類される生命体という設定。だから幽霊のように(もしくは妖怪のように)見える人と見えない人がいるし、その種類は昆虫並みに多い。日本的アニミズム、と言っていいのかもしれない。『蟲師』はそんな蟲の専門家である蟲師が活躍する物語だ。

b0041761_6451611.jpgおそらく時代は大正時代をベースとした架空の世界で、舞台は木々がうっそうと生い茂る山岳地帯。というわけで平野はほとんど出てこない。半ば「もののけ的」な魅力をもつお話だが、宮崎アニメのような少年少女が夢想する夢ではない。どちらかといえば、森の静けさをたたえ、ほの暗い闇が迫るように一瞬ぞくっとさせられる、そんな夢だ。一話完結が基本で、悲しいお話もけっこうある。恋人が蟲に引き寄せられて人の形を保てなくなったり、死んでしまったりする。だが登場人物たちはみなその運命を受け入れるように、過激な抵抗はあまりしない。見ようによっては歯がゆい気分になるが、それがこの物語の「味」でもある。読むたびに切なくなるのがむしろいい。

漫画のアニメ化はたいてい二番煎じで面白くないが、その中でも『蟲師』はクオリティーが高かった。あらすじが分かっていても、毎週見てもいいと思わせる出来栄え。お勧めです。

※『蟲師』はフジテレビ系列で毎週土曜27:45(午前3時45分)から。
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by jaro050 | 2005-10-23 04:47 | 雑記

日本人の建築

もしかしたら、日本の芸術界隈で今一番もりあがっているのは建築かもしれない。

b0041761_543417.jpg9月末、僕らの耳に飛び込んできたのは、仏北部ランスに建設予定のルーヴルの別館、通称「ルーブル・ランス」のコンペを妹島和世と西沢立衛の事務所「SANAA」が勝ち取り、設計担当となったというニュース。フランスでも女性が公共施設の設計をするのは初めてらしい。08年末に完工して09年に開館予定というから今から楽しみだ。そういえば先日あるギャラリーで岡部あおみさんにお会いしたときに、今注目するアーティストは、と尋ねるとまず妹島の名が出てきたのが印象的だった。確かにご主人が建築家でフランス生活が長いという事情もあったのだろうが(くわえて妹島が女性、というのもある)、それを加味しても妹島の活躍はめざましい。金沢は今年の夏に行ってみたのだが、今までの美術館のイメージからかけ離れている感じがした。円筒形の外観にキューブ状の部屋がつめ込まれている構造になっているけれど、幸か不幸か方向感覚が把握しづらくなっているようだった。とはいえ、円形ガラスの壁面は確かに美しい。中心部分の空間は、どこか植物園を思わせるものだった。

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by jaro050 | 2005-10-23 01:58 | 美術寸評

ピカソの手

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写真家ロベール・ドアノーの一枚。
《Les Pains de Picasso》(ピカソのパン)。

よく見ればすぐわかるだろう。
パンは四つ又で、まるで手のようだ。
そしてうまい具合にピカソの両腕の傍に二つ、
テーブルに直に置かれている。

そう考えると、タイトルも気になってくる。
「ピカソ“の”パン」
・・・なぜ「ピカソ“と”パン」じゃないのか?
原題のパンのつづりを「P」から「M」に替えてみると、
《Les Mains de Picasso》(ピカソの手)
となる。なるほど言葉遊びだったのか。

しかもパンのふくらみは
画家のがっしりした手をさらに強調している。
象徴的な一枚だ。ドアノーの妙技といえる。

ちなみにピカソの着ているボーダーシャツは、
セントジェームズ。
実はぼくも高校の頃着てました。
明治通りにお店がありましたが、さて今もあるかどうか。
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by jaro050 | 2005-10-21 05:31 | 美術寸評

カレル・チャペック・スウィーツ

吉祥寺から五日市街道に向かい、
そこから成蹊大学がある方向へ少し行くと、
「カレル・チャペック・スウィーツ」にたどり着く。

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by jaro050 | 2005-10-19 23:50 | 雑記

買うか迷う一冊。

さいきん書店で立ち止まってしまう本がある。
「きょうの猫村さん」。
ホシイ!
この微妙な描写のネコ、好きです。

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でも値段1200円を見て迷う。
む~猫村さん高いよ~。

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結局まだ買ってません。だれかジャッジしてくれ!
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by jaro050 | 2005-10-18 18:56