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ベイコン/ピカソ

知人に「Bacon Picasso」の小冊子をもらった。
今年3月から5月末までピカソ美術館で開かれていた展覧会だ。

この冊子は「Reunion des Musees Nationaux」から出ているもので、
運営館の展覧会を紹介しているのだそう。

この機関、パリにあるいくつか複数の美術館が共同運営している出版団体で、運営館の展覧会カタログは皆ここからでている。
そういう仕組みは、美術館が多いフランスならではだと思う。

b0041761_136202.jpgベイコンとピカソを比較したこの展覧会は、今まで指摘されながらも特に採り上げられてこなかった二人の画家を、本格的に検証したものだ。

正式な展覧会カタログは、残念ながらまだ手に入れていない。
採算ベースに合わないためにアマゾンなどでは手に入らないのだ。

もう会期が終了してかなり経つ。
おそらく本国にも在庫はほとんどないだろう。

なんとしても手に入れたい一冊だ。
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by jaro050 | 2005-10-14 01:35

はじめての学会

今日はじめて学会の全国大会というものに参加してみました。
予想以上に各発表ともカッチリとしてました。

やっぱりアクロバティックに独自の視点を提示する、
とまでいっていない発表も多々あって
(半ば史学的調査に終始)、それが少し残念。
結構若い人たちにパワーポイント病
(資料映像だけアクロバティック)
患者が目立つ(僕もその患者の一人)。

せっかく高い金払って参加しているんだから、
「おお、そうだったのか!そんな視点もあるのか!」
と驚かせる発表が聴きたかった。
いや、明日はわが身。クワバラクワバラ。。。

ちょっと面白かったのは、さすがに全国大会だけあって
方言の強いところからいらした方は
イントネーションにバラつきがあったこと。
あーこの人関西人なんだなー、とか、
東北の人かな?といったものがちらほら。

終了後の懇親会では、
名前だけ知ってるお偉いさんたちを多数発見。
うわ~生○○だ!
え?あの人が佐○木△一なの?髪真っ白だよ!なんて。

大会は月曜まで続きます。もう一回くらい行く…かな?
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by jaro050 | 2005-10-09 04:43 | 雑記

Google Earth

思い出したかのように何故か「Google Earth」をダウンロード。
ほぼ衛星画像そのままに再現できるという噂を検証してみたかったのです。

早速使ってみよう。

検証結果へどうぞ
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by jaro050 | 2005-10-07 21:45 | 雑記

ビデオ・データバンクとUBUWEB

美術関係でもっとも研究が困難なのは、映像資料だろう。ピカソの《アヴィニヨンの娘たち》やマティスの《ダンス》、ポロックの《No.13》とかデ・クーニングの《女》の絵画を見ようと思えば、画集やネットでいくらでも入手することができる。だがロバート・スミッソンの《ホテル・パランクェ》やヴィト・アコンチの《センターズ》、最近で言えばダグラス・ゴードンの《24時間サイコ》やマシュー・バーニーの《クレマスター》を見ようと思っても、早々簡単にはいかない。時たま開かれる上映会や展覧会でお目にかかるのがやっとという状況だ。ビデオ作品は映画のように全国上映してくれないし、著作権の関係で市販されることもまれだ。ビデオ・アート研究が一向に増えないのもそうした事情がある。

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by jaro050 | 2005-10-07 18:24 | 美術寸評

kraftwerk

フラッシュサイトを探していると「kraftwerk」というサイトにたどり着いた。非常にシンプルで一昔前を思わせるけど、この単純さと機械音が心地よい。調べてみると「kraftwerk(クラフトヴェルク)」(日本では「クラフトワーク」とも言う)という70年代に活躍した、テクノの始祖と目されている人たちらしい。近場にテクノ通がいながら知らなかった。

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まず「THE MAN MACHINE」に大うけ。最後の「ま~すぃ~ん」の間がいいねぇ。「THE ROBOTS」も原始的で良い。このロボット、ちょっと前にどこかのお化けサイトで紹介されていた「先行者」に似ている気が…。

OK謎は解けた。


このロボは先行者のモデルになったヤツだ!(ウソ)

ロボットの曲がかなりいいので早速携帯の着メロにDL。う~んちょっと電波だなぁ。

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「kraftwerk」公式HP
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by jaro050 | 2005-10-06 23:19 | 雑記

hoogerbruggeってなんて読むんだよ。

単純で簡素でも、ブラックユーモアのセンスがあれば。

オランダのイラストレーター、
Han Hoogerbrugge氏のFlashサイトは
シュールでダークなウィットに富む作品が満載です。
しかも動作性抜群!
スープを飲む男たちをクリックして
隣のアイツをぶん殴ってみてください。
たぶん仕事のうっぷんとかが晴れます。
同僚や上司を当てはめて楽しんでください。

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実はこの人、日本にも結構縁があるんです。
2002年、三菱自動車の「COLT」の広告にイラストレーター、
そしてテクニカルディレクターとして参加。
2003年度の「東京インタラクティヴ・アド・アワード」
ビヨンド広告部門金賞を受賞しています。

さて彼のFlashサイトの中でお薦めは「Hotel」。
動作性はイマイチだけど、物語性があるので結構楽しめます。
英語の速読にもお役立ち。今パート8まで出ています。

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http://www.hoogerbrugge.com/
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by jaro050 | 2005-10-04 00:23 | 雑記

掟の門

カフカの短編に「掟の門」というものがある。
話はいたって単純だ。
ここにやってきたある男が、この門を通ろうと
門番に掛け合うのだが、どうあがいても通してくれない。
何を言っても「今はだめだ」という。

だが門番は無理やり入ることを禁止してはいない。
とはいえ門番は屈強で、
自分の後ろにはさらに強靭な門番が控えていることを
ほのめかす。
その脅しに男は怯えきって通ることができない。

「今は」という言葉に男は光明を感じ、
いつとも知れない通行の許可を待ち続ける。

歳月は流れ、男の寿命は尽きかけていた。
その時門番は言った。

「他の誰ひとり、ここには入れない。
この門は、おまえひとりのためのものだった。
さあ、もうおれは行く。ここを閉めるぞ」

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by jaro050 | 2005-10-03 23:41 | 雑記

ローリー

ICCに行くのは結構久しぶりだった。確か「EAT」展以来だっただろうか。その日が「ローリー・アンダーソン」展の最終日で、きっとあと10年ぐらいはお目にかかれないだろうと重い腰を上げました。次のときは彼女亡くなっていなければいいけど…。

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ローリー・アンダーソンは1947年生まれのアメリカのアーティスト。パフォーマー、ミュージシャンでもあるいわゆる80年代の「ポップ・スター」だ。70年代はゴードン・マッタ=クラークなんかともつるんでコンセプチュアル系の音響作品を作っていたけれど、80年に「オー・スーパーマン」という曲がイギリスでヒットして、一躍メディアに躍り出た。とはいえこの曲も大衆受けするような内容じゃないし、8分という長さも普通のポップ・ミュージックでは異例のことだった。つねに片足は現代美術につっこんだまま、作品を作っていった作家というわけだ。

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by jaro050 | 2005-10-03 19:35 | 展覧会報

見るということ

人間の視覚認識はここ200年ばかりの間に劇的な変化を遂げた。その原因の矢面に立たされるのが写真であるのは衆目の一致するところだろう。19世紀半ばに発明されたこの装置が視覚から認識される領域の外部をさらけ出したために、当時の人々は驚嘆の色を隠せなかった。ある人はその外部にあるものを「視覚的無意識」と呼びもしたが、発明されて30年もしないうちに写真は一般に認知されるようになり、二つの大戦を経ると大衆に享受されるまでに流布していった。そして今や、あふれかえる写真イメージで世界は満たされている。

b0041761_18252896.jpgジョン・バージャーという人がいる。彼は美術批評家であり脚本家、ドキュメンタリー作家でもある多彩な人物だが、一貫して「見る」ということを考え続けている人だ。その基盤はマルクス主義芸術論、特に大衆論からの批評活動にある。今年8月に再版された『見るということ』(ちくま学芸文庫)という評論集に収められた論考には、必ずどこかに大衆への視点が隠されている。例えば動物園の動物たち、またディズニーに登場するキャラクターたちに「大衆」を重ねるといった具合に(もちろんその語調は厳しく鋭い)。そしてこの主題と密接に関係するのが写真である。

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by jaro050 | 2005-10-03 18:27 | 美術寸評